自火報受信機の設置位置について
殺人的な暑さが関東地方を襲っております。
暑いと体の動きが鈍るだけでなく判断力が間違いなく鈍ります
から、絶対無理はしないよう点検作業に従事して参りたいと
思います。
さて先日点検にお伺いしました9階建ての1階に店舗2階以上に
共同住宅となっている建物では、9階の居室内に受信機が設置されて
いました。よくある最上階がオーナー宅でオーナー宅内に受信機が設置
されているというタイプです。
1年前点検した際には空室だったので、オーナ様には火災の際や誤報の
際にはベルが鳴動するので空室内に入り受信機操作が必要になってくる
旨の説明をしたのですが、あまり理解して頂いているようには思えないという
か、理解したくないというか・・・
今回の点検では最上階に入居者がおり、第一に入居者宅に入室して
受信機を止めないと点検が始められないという状況。ただ、不動産業者
のほうで電話による在室確認をして頂いていたので心配はしていなかった。
まず朝一にインターフォンで最上階の入居者へピンポンすると、すぐに出て
頂いたので良かった。入室させて頂き、こちらの受信機を操作する必要が
あるので、最初の音だしの30分と昼前の最後に入室して受信機を戻す
必要がある旨を説明。ご協力を頂けるような感じであった。
入居者様に受信機の操作説明を求められたので、これはちょうど良かったと
思いいつも通り説明・・・すると、
「おいおい俺は火事かどうかなんて見に行かねぇぞ。そんな責任押しつけられ
たらたまったもんじゃねぇ。そんな話は入居の時に一切、不動産屋から聞いて
ない」
ムムム、まずい展開。自分としては今日の点検を無事納めなければならない
ので、お客様をなだめつつ、自分からもしっかりオーナーに説明しておく旨を
伝えてとりあえず協力頂けることになった。
まあ、当然の話である。数日前もサラリーマン大家が管理をしているアパートで
誤報があり消防やら警察やらが何度も来て、大変な騒ぎがあったけど、
本物件で誤報があってもパニックオープンもないし、警備も入っていないから
受信機部屋が不在だと入室できなくてベル鳴動停止できず鳴りっぱなしと
なってしまうのだ。唯一の方法としては自火報のブレーカーを落としてバッテリー
切れを待つくらいか。
点検報告の中では上記のような事は項目にないけれど、重要な問題であるから
備考欄に記載するようにしようと思いました。
写真はR型の物件でアナログ光電で無応答、無応答解除を繰り返し異常警報が
音響停止しても再度鳴ってしまう事から、煙感知器を外し異常状態としたうえで
故障機器遮断をして対応しました。
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